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流涙症

流涙症ってどんな病気?

目の表面にある涙の量は通常ほぼ一定に保たれています。何らかの理由で通常より多く溜まる、あるいは溢れて目の外に流れてしまう状態を流涙症と言います。ひどくなると常に涙を拭いている状態になり目尻が爛れたりして不快感が出てきます。また涙でぼやけて見づらくなったりします。

どうしてなるの?

涙は上まぶたの目尻側にある涙腺で作られ分泌されます。瞬きをすると上下まぶたの目頭側にある涙点から吸い込まれ涙道を通って鼻の奥に流れていきます。

流涙症の原因は大きく2つに分けられます。1つは涙が多く分泌されてしまうタイプ(分泌性流涙) もう1つは排出が上手くいかないタイプ(導涙性流涙)です。

分泌性の原因は逆さまつげ、異物、角膜炎、結膜炎、ドライアイなどにより目の表面が刺激されることで涙が増えてしまいます。「え?ドライアイは涙が少ないんじゃないの?」の思う方がいらっしゃると思いますが、乾くことで目の表面が刺激に敏感になり冷たい風にあたったりすると逆に涙っぽくなったりしてしまうのです。

導涙性の原因は涙道閉塞、結膜弛緩、眼瞼外板、顔面神経麻痺などが挙げられます。涙道閉塞は鼻の奥への通り道が詰まってしまうものです。結膜弛緩は結膜が弛んで涙をせき止めてしまうことでなります。眼瞼外板 顔面神経麻痺は瞬きが上手く出来なくなることで涙が吸い込まれ難くなって生じます。

治療は?

分泌性の場合は刺激の原因除去が基本となります。ドライアイの場合はドライアイの治療になります。一方導涙性は根治を目指すのであれば外科的治療が主になりますが場合によっては対症療法で経過をみていきます。

アドバイス

流涙症はこの他にもいろいろな原因でなります。なかには複数の原因が絡み合ってなっているケースもあり的確な診断を受けることが治療への第一歩です。歳だから仕方がないと諦めるずにまずは一度眼科に行って相談してみましょう。

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